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埼玉県川口市民のよしなしごとです

荒川ふれあい祭り2018 (その3)

さて、本日のメインイベント、フリーマーケットだ。
出店は例年どおり、輪というか、馬の蹄鉄のような形に並ぶ。
時計で言えば、7:00から5:00方向に時計回りで店番号の順に並ぶ。我が家は例年、なぜか反時計回りに覗いていく。
このなかの何人かは「邪魔だよ、反時計回りに歩くな」と思っているだろうか。

UFOキャッチャーで大量に取ったであろう変な人形が気になる娘の手を引きつつ、掘り出し物に目を凝らす。
9歳の男の子と7歳の女の子の目を惹くものは果たして・・・。

あった。
二人とも同じお店で。
アレ、なんて呼ぶんだろう。ブレスレット?おもに丸い珠が環になって手首付近に装着するやつ。
100~300円。
「この辺りが100円、この辺りが200円、この辺りは磁器入りで300円」という置き方をしている。100円と200円の中間ぐらいに置いているブレスレットに、息子の心が奪われた。いくら?
予算というか今月のお小遣いは500円。いきなり200円はキツい。恐る恐る息子がお店のおじいさんに訊くと、果たして200円。
ここは100円に抑えるべきと感じ、少し離れたところにあるストラップのようなものを物色し、急遽それで妥協する。

娘も200円のものが気に入る。スタンダードな白くて丸い珠がベースのブレスレット。何かのヒロインへの変身アイテムと化すのだろうか。
娘の買い物は、親の財布から出るので、駆け引きや遠慮はない。

ここからは、ふた手に分かれ、私は息子と。
5店ほど進むとまたあった。ブレスレット。服とか小物の中に1個だけ、ブレスレットが置いてあったのだ。
今度こそ、という思いで購入。100円。
四角い珠?がベースのブレスレット。
購入後「なくさないように持っててあげようか?」と私が言っても決して離さず。運命の出逢いを噛み締めている模様。

もう満足。早くもう一組の買い物が終わらないかな。
「開けていい?開けていい?」とさっきのグッズを袋から出したくてしかたがない。
100均椅子に座って、もう一組を待つ。

そんなに待たずにやって来た。
しかしまだ掘り出し物との出逢いが足りないらしい。
もう一周することになった。
息子を宥めすかす。
すると更なる出逢いが。
9歳の手には余るぐらいの、クリスタルガラス。リリアのビルのような形。
その上部に時計が埋め込まれている。
ああ、こういうの、結婚式の引出物とかにあるな、という代物。
よく読めないけど、Parisとあるからフランスのものかな。
お店のお父さんも「いいものらしいけどよく分からない」とのこと。
しかしそこには高い壁がある。
テープにマジックで「1,000」とある。

「1,000円はムリだ、次いこう」と言うと、お店のお父さんが800円でいいと譲歩。
それでもムリだ。
小遣い300円しかないからムリだね、と内輪で話していると、お店のお父さん。
「(お父さんに)500円出してもらえばいけるんじゃない?」と息子に提案。

悩む息子。私にねだることに躊躇する。
見かねたお店のお父さん。
「いいよ、300円で」
息子は思った。世の中、こんなに優しいおじさんがいるのだと。
また、価格は必ずしも固定ではないのだと。
そして、自分のうちはやはりそんなにお金がない家庭なのだと。

さて。
この後も、またパターゴルフに行ったり、思いがけず幼稚園時代の同級生に遇えたり。
ここに書ききれないほど満載の一日となりました。

そういえば、2年前は二人セットで迷子になり、本部から呼び出されたっけ。
あのときからすると、大きくなったもんだな。
(了)